2013年 2月 24日

Monostat RS16K Carbon

流し撮りするにあたって、最初はベルボンの安めの一脚を使っていた。
安いなりに良い製品ではあったが、ぐりぐり回しているとどうも地面との納まりが悪い。
何度も浮かしては位置決めしなおしたりするような感じで撮っていた。

で、数年前のCP+にて。
CAPAの表紙を撮っている土屋先生の持っていた一脚に目が止まった。
石突部分がAT-ATの足みたいになっていて、ベアリングが付いていてグルングルン回るようになっているではないか!
これなら流し撮りしやすいのでは?

という訳で、その一脚がMonostatであることを突き止め、日本では銀一で扱っていたがやめてしまっていたので、B&HでRS16K Carbonを購入した。
狙いは的中して、めっさ安定して撮れるようになった。
シャッタースピードも3倍くらい伸びたw

ところが最近、使っているうちに首の部分がぐらぐらするようになってしまった。
今のところ抜けたりするような気配は無いし、撮ってる最中はぶん回しているので気にならないが、何より精神衛生上よろしくない。
修理に出すか、自分で直すか、新しいの買いなおすか…

・修理に出す
 往復送料がバカにならない。修理代と合わせると新しいの買えちゃう?
 英語面倒w

・自分で直す
 調べてみると、石突側同様、片側一カ所だけ金属のピンを埋め込んで止めている構造っぽい。
 ピンの交換はムリぽ。
 エポキシ塗りたくって固定しちゃう?
 でもやっぱり強度が心配。

・買いなおす
 勿体無いオバケが出そう👻
 石突の構造上、Monostat以外考えられない。
 また同じような症状にならない?
 しかし写真よく見るとマイナーチェンジしてるっぽいぞ。

…とか迷っているうちに、ふとB&H見てみると、最近まで在庫あったRS-16K CarbonがDiscontinuedになっているではないか!!
しかもほぼ時を同じくしてアメリカのMonostatの(代理店の?)サイトが閉鎖しよる!!
ヤバー。Adoramaも在庫無いよー。
世界中探し回って、イギリスで安売りされているのと、ビックカメラに旧々モデルのデッドストック?が1本残っているのを見つけた。あとはeBayに中古が1本。他は無茶苦茶高い。
イギリスのほうは「ヨーロッパ以外の人はメールしてね!」って書いてあったのでメールしたが、返事は無かった。。。
…とかしているうちに、無いと思っていたAdoramaに在庫あったので速攻発注した!
で、届いた!

届いたのを見てぶっ飛んだ。
マイナーチェンジと思っていたのだが、石突以外ほぼ別物のフルモデルチェンジになっていた。
不満に思っていたところが改善されよる!

ていうかさ、、、記事大体書き終えてから写真撮ろうと思って並べたんだけどさ、、、

長さ違うやんwwwww
型番だけ見てたので並べるまで気付かなかったwウケルwww

伸ばすとこんな感じ。
右の短い方がNewね。

問題の首部分。

旧は円形のプレートの部分の下が一体構造で筒状になっていて、チューブに刺さってピン1本で止めてある。
そのピンが甘くなったのか何なのかわからんけど、円形プレート部がグラグラしている。
新型は構造は分からないが、完全に刷新されている。これなら行けるか…?

石突固定部分


ピン1本だったのだが、新しい方は反対側にも追加されて2本になっている。
グリップで隠れて見えないのだが、恐らく首側も強化されているのであろう。

ART (Anti Rotation Tubing)
旧々モデルには無かった、チューブの内側に設けた凸溝でチューブが回転しない機構。
伸縮がナット式なので、これがないとチューブがグルングルン空回ってしまうのだが…
旧モデルはこのへんの作りが甘く、ガチガチ言いながら凸溝を乗り越え回ってしまうことが多々あったのだが、ここの作りが良くなっている模様。
ナットの回り方もなんだか分からんがお上品になってる。
→写真撮った後ちょっとバラしてみたが、構造は同じ模様。
実際使ってみないとワカランかな。
お上品になってるのはグリスがたっぷり塗ってあったから。

ストラップ
旧モデルはシートベルトのようなしっかり目の布素材に刺繍がしてある。
新モデルは薄めの革になっているが、ここは旧モデルのほうが良いなー

という訳で、費用は掛かってしまったが、満足の行く結果になってしまった。
しばらく勿体無いオバケに恐れながら写真撮ります👻


Really Right StuffB2-Pro/Lを旧から移植。

RS16K Carbonはまたモデルチェンジするのだろうか?
他にもいくつかモデルが出ているが、RS16K Carbonだけが中止のようだが…

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